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リゾート定住・オーナーレポート

リゾート定住・オーナーレポート

Vol.3 本格グリル&こだわり食材でDo BBQ

 原始時代のDNAが騒ぐのか、屋外で火を起こし、煮たり焼いたりするBBQは、無性に心が躍る。特に夏の午後、夕凪の中で楽しむBBQは最高だ。しかしながら、炭火の扱いに不慣れなために、せっかくの食材を活かしきれていないことも多い。
 そこで、BBQの本場・アメリカで人気の高い本格グリルを 使い、美食BBQに挑戦してみた。

BBQの季節。夏をもっと美味しく

 初夏のある日、『ミレーニア勝浦』内を散歩していると、BBQの香ばしい匂いがあちらこちらから漂ってきた。炭のパチパチはねる音、明るい笑い声…。皆さんとても楽しそうで、家の前を通るだけでも心が弾んでくる。
 その盛り上がっている声に誘われて、サンデッキでBBQをしていたTさんファミリーに声を掛け、本日の料理の出来栄えについて聞いてみると、
 「火が強すぎるのか、ちょっと目を放すと肉が丸焦げ。話に夢中になっちゃいけないね」
 「魚も生焼けだったり、火を通しすぎて固くなったり、何回やっても火加減が難しい」
 「バーベキューはみんなでワイワイやるのが楽しいわけで、味は二の次でしょ」などなど、味に充分満足しているわけではなさそうだ。
 そこで、BBQに最適な食材を本格グリルで焼く“美食BBQ”の体験取材を考えており、そのモニターになってもらえないかと、Tさんにお願いしてみると、
 「え?そんなうまい話があるの!孫たちも呼んでおくよ」と即答。次の週末、美食BBQに挑戦してもらうことになった。
 美食BBQを実現するために、我々取材陣が用意したのは、グリルの直径が54cmもある据え付けタイプの本格BBQグリル。ちまたでよく見かけるブリキ製のグリルとは似ても似つかぬヘビー級モデルだ。グリル面積が広く、肉や野菜を焼き過ぎないように熱から遠ざけられるので、BBQの悩み“焦げ付き”を解消できる。
 南房総には、そんな本格BBQグリルのポテンシャルを活かす食材がたっぷりある。取材スタッフは美食BBQにふさわしい食材を求め、町へくり出した。

肉、魚、野菜、南房総のこだわり食材

 まずは南房総において欠かすことができない海の幸。サザエとスルメイカの一夜干しを鴨川の『庄司鮮魚店』で購入。ここのイカの一夜干しは、厚さと柔らかさのバランスが絶妙。
 カルビ・ハラミなどの牛肉系は、業務用の食肉を扱う専門店『肉の小原』にて調達。チキンは、春の市でお馴染みの『GuriGuri House』にて、手軽にハワイの味が楽しめる特製タレに漬け込んだテリヤキ&スパイシーチキンをゲット。加えて『石渡チキンストアー』から、子供に人気と評判のつくね串を購入した。
 野菜類は、とれたて野菜が所狭しと並ぶ『勝浦朝市』で、ズッキーニ、ミニトマト、ピーマンを購入。そこでは野菜が並ぶすぐ隣のケースでピューピュー海水を吐くアサリの活きの良さに目が止まり、たまらなくアサリの酒蒸しが食べたくなって、水菜、小松菜と併せて購入した。さっぱりとしたアサリの酒蒸しは、BBQ終盤のメニューにいいかもしれない。
 そして週末、美食BBQを盛り上げる南房総の食材&本格グリルを車に積み、スタッフ一同自信を持ってTさん宅へ向かった。
 サンデッキに運び込まれたヘビー級の本格グリルを目にし、「道具を見ただけで、味が期待できるね」とTさん。
 「そうでしょ、そうでしょ、その期待はまもなく確信に変わりますよ!」と心の中でささやくスタッフ一同なのだった。

家族の中心に笑顔あふれるBBQ

 「大好きな海の近くに、家族みんなが集える家を建てることが、長年の夢だったんですよ」と語るTさん宅のサンデッキはとても広い。タタミ一畳分ほどの大きさのテーブルとベンチが造り付けられ、大人数でホームパーティーが楽しめるようになっている。
 7年前に『ミレーニア勝浦』に家を建てた当初は別荘として利用し、仕事を後継者に委ねた現在は奥様と二人でほぼ定住。釣り、スキューバダイビング、ドライブを気ままに楽しみ、週末は、孫を連れてやってくる娘夫婦たちと家族団らんの時を過ごしている。今回の取材時も、次女のF子さんファミリーと、長女の孫娘二人が東京から駆けつけてくれた。
 Tさんファミリーでは、週末のBBQが今や恒例となっており、小学生のお孫さんは物心付いた時から食べている?サザエの壺焼きが大好物で、貝の底から肝を引っ張りだすのが得意だという。
 そんな強者のBBQファミリーに、取材スタッフが用意したグリル&食材は、どう評価されるか、ドキドキのワクワクである。

 では早速、火を起こそう。着火方法は、カセットガスのトーチバーナーの炎を炭に直接吹きつける力技。ビッグな本格グリルには、ワイルドな火起こしが似合うと思い、やってみたら大正解。円形のグリルは空気の循環がいいようで、短時間で炭の火力が安定してきた。
 料理を担当してくれる娘婿のKさんが、テーブルを埋め尽くさんばかりの食材を見てニンマリ。
 「たくさんあってどれから焼くのか迷うけど、まずは牛からいきますか。」
 BBQ用の肉というと、スペアリブや厚切りリブロースが定番だが、今回は小さなお子さんも考慮して硬めの部位は避け、タン、カルビ、ハラミといった焼き肉用をチョイス。肉が薄いと、おしゃべりしている間に焦げてしまい、せっかくの肉が台無しになってしまうこともある直径54pもある本格グリルでは、火力の弱い場所を設けられるので安心だ。
 ほどよい炭火の遠赤外線効果により、表はこんがり、中はふっくら。肉の旨味が閉じ込められ、噛むたびに肉汁がジュワ〜と口の中に広がる。

 Kさんは炭の火力の範囲を確認しながら、サザエ、野菜、つくね串を、次々と網の上に置いていく。
 「グリルが大きいと、色々な食材を同時に焼けるからいいね」と、バリエーション豊かな食材に、Tさんファミリーの箸が進むこと、進むこと。しかし、まだまだ食材は他にもどっさり。
 味付け済みのハワイアンチキンは、焦げ目がついたところでもう一度タレをつけ、蓋を乗せて蒸し焼きに。ふんわり焼きあがったチキンはホワッホワッで、これまで食べたことがないほどのやわらかさ。スパイシーなタレが肉に染み込み、実にうまい。
 Kさんは、生すぎず焼きすぎず絶妙な焼き具合で、肉や野菜を家族の皿へ手際よく乗せていく。アメリカでBBQを取り仕切る人を“ピットマスター”と呼ぶそうだが、早くも『スウィンググリル』を使いこなすKさんは、まさにピットマスター。家族の笑顔を、美味しく楽しく演出している。

BBQの〆はダッチオーブン

 ひととおり焼き上げたところで、炭の状態を確認してみると、まだまだ火力を保っている。予定通りアサリの酒蒸しを作れそうだ。ダッチオーブンに、水菜、小松菜、ズッキーニ、ミニトマト、そしてアサリを入れ、直火でセット。重い鉄の蓋をして、グツグツ煮ること15分。リフターでフタを持ち上げると湯気と共にアサリの潮の香りが立ち上る。
 塩と醤油で味を整え、小皿によそって味見すると、野菜とアサリの旨味が溶け合ってなかなかの味。肉のBBQで少々脂っぽかった口の中がスッキリした。
 お腹がいっぱいになったと箸を休めていた皆さんも、これはうまいと食べきってくれた。「レッドペッパーでスパイシーに味付けたら、もっと自分好みかも」と笑うTさん。
 炭火の残り火は、安定したとろ火でグツグツ煮る料理に適しているようだ。

 美食BBQと名を打って、チャレンジした今回の体験取材。味の印象をTさんファミリーに聞くと、
 「こんな美味しいBBQを味わっちゃうと、もう今までのBBQに戻れなくなっちゃうね。焼くのも楽で、いつもより会話が弾んだみたい」と満足していただけた様子。
 BBQは、屋外で家族や友人とワイワイやるだけでも充分楽しいが、グリルや食材にこだわれば、新たな楽しみがさらに広がる。
 今年の夏、『ミレーニア勝浦』の大きな空の下、BBQで南房総の美味を存分に堪能し、夜空に咲く大輪の花火より、大きな笑顔を咲かせましょう。

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