明日は、大晦日。
年越しそばを用意している方も多いと思うので、
今回は“そば”ネタをお届けしましょう。
そばの生産地というと、気象条件の厳しい冷涼な土地をイメージしますが、実は、温暖な南房総でも栽培されているのを、ご存じですか?
『ミレーニア勝浦』のお隣の大多喜町は清澄山系の山間にあり、
昼夜の寒暖差が大きく、そばの栽培に適しているらしい。
千葉県内のそば店の多くが、北海道や信州産のそばを使っているので、千葉県産のそばは、実に稀少。そんなレアなそばは、“手打ちそば処・もみの木庵”で食べることができる。
“もみの木庵”は『ミレーニア勝浦』から養老渓谷へ抜ける山道の奥にあり、建物も分校の校舎を利用したもので、千葉県産のそばと同じく稀少性抜群!
そばの種類は、そばの実の中心部分を使った白いそばと、そばの実そのままの黒い田舎そば。
今回は、千葉県産そばのありままの味が楽しめる田舎そばを、鴨肉入りの温かいつゆで食べることにした。
初めて食べる千葉県産のそばは、田舎そばとは思えぬスムーズな食感。田舎そばにありがちなザラつきや雑味がなく、ツルツルスルスルの喉越し。それでいて麺にコシがあり食べ応えがある。
すっきり爽やかな風味は、鴨肉の食感を引き立て相性抜群。
鴨、ネギ、小松菜の旨味が溶け合った温かいそばつゆが、めんに絡み、なかなかの美味だ。
温暖な気候の千葉で栽培されたそばが味わえるだけでも珍しいのに、昔懐かしい木造校舎で給食のように食べていると、なんだかとても不思議な気分。
だからと言って、タヌキに化かされたワケではありませんョ。
“手打ちそば処・もみの木庵”は、『ミレーニア勝浦』から養老渓谷へ抜ける山道から、麻綿原高原へ向かう側道へちょっと入った所の「旧会所分校」内にあり、近くに「手打ちそば」の幟旗がたくさん立っているので、迷うこともないはず。
土・日・祝日限定営業なのでご注意を。
蕎麦の里/もみの木庵
住所:298-0276:千葉県夷隅郡大多喜町会所154
電話:0470-85-0224
そば打ち体験教室も開催しています>リンク