時候の挨拶で「暦の上では春ですが、まだまだ寒い…」なんてよく言うが、房総半島は、暦どおり春真っ盛り。ぽかぽか陽気が続き、道際には小さな野草が元気に花を咲かせている。
毎年鴨川で開催されている“菜な畑ロード”もコロナ禍における対策を取りながら開催され、満開の菜の花が約1万坪にも及ぶ畑を埋め尽くしている。
黄色は風水でラッキーカラーといわれるだけあって、視界いっぱいに広がる菜の花畑を眺めていると、なんだか元気が湧いてくる。
まさに、幸福の黄色いハンカチならぬ“黄色い大地”だ。
目映い春の陽射し、輝く花弁、
蜜を求めて花から花へ飛び回るミツバチ……
手をのばせばそこにある身近な幸せ。
ほがらかな菜の花畑が、忙しない日常や不透明な時代を忘れさせてくれる。
ほのぼの、ぽかぽか、
房総半島には、楽園の風が吹いています。